Takamasa's blog2

歴史は糾える縄のごとし・・・

アメリカ占領軍の暴挙「GHQ焚書図書」

マッカーサー率いるアメリカ占領軍はアメリカ軍が日本に対して行った戦争犯罪を隠ぺいするために数々の工作を行っている。その一つが7000冊にも及ぶ欧米の東南アジア植民地政策や支那大陸の実態などを書いた歴史書を没収して燃やしてしまうことだった。

戦前の日本人はこれらの書物を読んで、欧米各国が行っていた植民地での非道や人種差別の実態を知っていた。支那大陸では清朝が滅亡して軍閥という武装した夜盗の類が各地で勝手な地域支配と非道を行っていたことを知っていた。

支那大陸では日露戦争以後日本の権益が増大して市場を席巻していたため、イギリスやアメリカは市場を取り戻すために日本を大陸から追い出す計画を立てた。それが支那大陸での排日政策だった。それらのことを書いた書物をマッカーサーはことごとく燃やすという歴史的暴挙をしたのだ。

なぜならそれらの書物に書かれていることが日本の戦争目的を雄弁に語っていたからである。

日本は白人種の侵略から自国を守るために日清・日露の戦争を戦い、支那大陸の市場を開拓していった。それがイギリスとアメリカの邪魔になったために支那大陸から追い出されそうになった。蒋介石はアメリカの排日政策を背景に軍事物資の支援を受け、日本と清朝が取り決めた条約や協定を無視したり破棄したりして、居留日本人の財産や生命まで脅かした。支那大陸各地で居留日本人が虐殺される事件が頻発し、日本国内は悲憤慷慨一色となった。

アメリカは事の仕上げに石油の禁輸を打ち出し、日本は止む無くイギリスとアメリカに宣戦布告をしたのだ。

マッカーサーはこれらの書籍を燃やすことによって、戦後の日本人が真実を知る材料を消してしまおうとしたのだ。ところが意のある日本人がこれらの書籍を保存してきた。それを電気通信大の名誉教授・西尾幹二氏が「GHQ焚書図書開封」シリーズとして出版しておられる。

なぜ日本は無謀とも思える戦争をしなければならなかったか、どのようにアメリカやイギリスは支那人を使って排日運動を仕掛けていったか、なぜアメリカ軍は大東亜戦争を太平洋戦争と言い換えたのか。それらは「GHQ焚書図書」を読まないと判らないことばかりだ。