Takamasa's blog2

歴史は糾える縄のごとし・・・

国際化というマヤカシ

何となく国際化とか世界的とかいうと善いことのように戦後生まれは思ってしまう。日本一より世界一の方が上だと当然のように思う。確かにスポーツなどの記録はそうだ。しかし文化や芸術、技術はそうではないと判ってきた。

日本文化は世界で例のない独自唯一のものだ。木や紙で住宅を作ってきて、しかも巨大地震にもビクともしない建物ばかりだったことが近年判ってきた。五重塔が地震で倒壊したことはないのだ。

芸術に至っては世界最古の小説は「源氏物語」だし、北斎の浮世絵がヨーロッパ絵画の手本だったことは知られている。漢字はチャイナから渡ってきたが日本で進歩・発展し漢民族に漢字は生み出せなくなっている。新しい漢字は全て日本製なのだ。すでに共産中国では古い漢字は読めなくなっているのだ。

技術は工作や製造に関するものほとんどが日本は世界一だ。日本が海外から学ぶべきものは既に無くなっている。世界が日本に学ぼうしている。これからは日本が世界を先導しなければならない。そのためには先端技術や人材を自分たちのものにしていく必要がある。特許出願数は世界一なのに認可が遅い。白人種に先を越されることが多いのはそのせいである。役人の質をもっと上げて世界に盗まれないようにしなければならない。

情報の防御もお粗末である。管理する側が間抜けなお人好しでは日本一が世界一にはなれない。役人や政治家が邪魔をしないようにしなければならないのだ。

また国際化という理念は無国籍化のことだと知って対応しなければ何もかも盗まれてしまうのが現実なのである。2千年もの間国を持たなかったユダヤ民族が考え出した国際化という無国籍状態を理想とするのは日本の国益にそぐわないと知るべきなのである。